会長あいさつ - 金清 典広 Norihiro KANEKIYO
一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会(CLA)は、1964年5月に
任意団体「造園設計事務所連合」として発足し、2014年には、創立50周年を迎えました。
2000年には、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)資格制度を創設し、ランドスケープ
アーキテクトの職能の確立および後継者の育成、そして諸外国のランドスケープアーキテクト
との国際的連携を目指してきております。
昨年は、緑関連三法(都市公園法・都市緑地法・生産緑地法)が改正され、各地で
Park_PFIの動きが加速する中、ランドスケープ経営研究会(LBA)を立ち上げ、
地方自治体や民間事業者との連携を図りながら、住民やNPOなど多様な主体による協働を
進めるべく、緑とオープンスペースの力を最大限に活用した持続的なまちづくりの実現に
邁進してまいりました。
われわれランドスケープアーキテクトの職能は、人間の生存の本質環境を保全し、質の高い
社会資本の整備に貢献し、良好な景観形成などを通じて観光資源の魅力を高め、地域創生に
寄与するなど、総合的なものです。そのようなわれわれの職能をしっかりと社会に訴求し、緑の
総合コンサルタントとして、これまで以上に他分野との連携を強化して業務領域の拡大に
努めてまいります。
ランドスケープコンサルティングは、明るい未来の実現に、創造的に関わる、重要で、とても
面白くやりがいのある仕事です。このようなフィールドに、夢を持って多くの若者が集い、互いに
切磋琢磨し、また多方面の方々との出会いや交流を通して、幅広く実践的な活動を継続して
いけるよう、魅力ある業界としての環境作りを進めてまいります。
みなさま方のご助言、ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
2018年6月1日